社会人を取り巻く健康経営・食の現状

現代の健康問題について

東京工科大学 産業保健実践 研究センター 五十嵐 千代教授によると、社会人が気を付けたい健康問題は大きく2つに大別されます。


カラダの健康問題

成人病などを代表とする、日々の業務が原因となり不規則な食生活で引き起こされる問題


ココロの健康問題

うつなどを代表とする、職場環境が原因となり引き起こされる問題


特に “食事”と“運動”の意識で予防・改善できる「カラダの健康問題」は、社会人の基礎能力として欠かせません。

しかし、頭では分かっているものの、運動する時間は確保しづらく、食についてもおざなりになっています。


コラム 〜 欠食のリスク 〜

厚生労働省が実施する「国民健康・栄養調査結果」を見ると、20代、30代の朝食欠食率の高さが目立ちます。特に20代男性では4人に1人、30代男性では7人に1人が「何も食べない完全欠食」になっています。

朝食は、脳と身体を目覚めさせ、体温の上昇とともに「やる気」や「集中力」を高めるために不可欠なエネルギーです。朝食を摂ることでスイッチが入り、午前中から高い効率で仕事ができます。よって、朝食を抜くことのリスクはさまざまに指摘されていますが、昼食や夕食にも当てはまります。

欠食をすると、1食の食事回数が減り、空腹の時間、すなわち飢餓の状態が長くなります。次の食事では自然と食事量が増え、食後の血糖値の急上昇を招きます。また、最近のデータでは、朝食を抜くと、昼・夜の摂取カロリーが同じでも、朝食を摂った場合と比べ、血糖上昇が大きくなることや、インスリンの分泌、作用がうまく行われなくなることがわかっていきました。

いい加減な食事が常態化することで、健康に大きな悪影響があります。従業員一人一人の健康上の問題だけでなく、従業員たちのパフォーマンスが悪くなる、意欲がダウンするなど、経営側にもリスクが生じます。


食が起因し実際に引き起こされる問題

- 食がキッカケとなる職場・仕事への健康面での影響(体調不良など)について

⇒ 労働者についての健康面でのデメリットの理解促進

 

 - 食がきっかけとなる職場・仕事への精神的影響(イライラ・モチベーションなど)について

⇒ 労働者についての精神面でのデメリットの理解促進

 

- 上記による会社の機会損失・影響について

⇒ 雇用主についてのデメリットの理解促進

  ・パフォーマンス低下(食べ過ぎ・食べな過ぎなど)

  ・急な欠勤対応